
地震の規模や種類、季節や気候、時間や場所によって被害はさまざまですが、1995年の阪神淡路大震災では、亡くなられた方の約8割が家具や建物の下敷きになったことによる圧死でした。家具を固定していなかったり、食器棚の扉をロックしていないと、家具の下敷きになって動けなくなったり、壊れた食器や物でケガをすることも。今のうちに、室内のどこにどんな危険がありそうか点検して、いざという時に備えましょう。

大地震が起きれば、水道、 電気、ガスなどのライフラインの施設にも被害がおよび、供給がストップします。ライフラインが復旧するまでの日数は災害の規模や被害の状況にもよりますが、東日本大震災では電気は1週間後に98%、水道は3週間後に99%、ガスは5週間後に99%復旧しています。東日本大震災規模の地震では、水道が使えるまでに3週間かかる可能性があるのです。物流も滞り品薄になることからも、事前の水の確保がいかに大切かはお分かりでしょう。

災害の備えというと、非常用食料を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、過去の大震災の例を見ても、考えるべきは食料よりもまずトイレ。水道が止まれば水洗式トイレは使えなくなります。自治体が設置する仮設トイレも、被災者の数を考えればあっという間に使えなくなるでしょう。忘れがちですが、災害時に備えるときには、まずはこのトイレの問題を考えるようにしましょう。
















