東急沿線ナポリピッツァ巡り|SALUS ONLINE MARKET
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【第18回】武蔵小山の住宅街に溶け込んだ旨いナポリピッツァの店

駅周辺の再開発で注目されている、東急目黒線「武蔵小山駅」周辺には、食べログピザ百名店に選ばれる人気のナポリピッツァの店が2軒あります。以前にご紹介した「ラ・トリプレッタ」と、今回ご紹介する「ラ・ロッサ」です。「ラ・トリプレッタ」が、店の造りやインテリア、提供する料理、ピッツァなど、全て本場ナポリのスタイルを忠実に再現している賑やかで明るい店だとすれば、「ラ・ロッサ」は、本場ナポリのピッツァをベースにしながらも、日本の商店街に溶け込んで、家族で静かに楽しみたい特別なレストランという印象なので、その日の気分によって、また食べたいものによって使い分けるのが良いと思います。
La Rossa(ラ・ロッサ)は、武蔵小山駅西口から出て学芸大学駅方面に8分ほど歩いた場所に、2011年に創業して家族連れなど地元の方に愛され続けている人気店です。



店の外観

現在は新型コロナウィルスの感染防止のために、テイクアウトに対応すると共に、入口に消毒液を置き、席の間隔を開け、ランチタイムは1時間に制限を設けた店内営業もしています。店内はウッドを基調にした、落ち着いたインテリアで、壁にはナポリの街やピッツェリアの写真なども飾ってあって居心地の良い雰囲気のお店です。



店内は落ち着いた雰囲気



入口で手指の消毒をします

平日のランチタイムには、家族連れや仕事途中の人など色々な方が訪れています。人気店なので必ず予約をして行くことをお薦めします。平日ランチは、次の4つのコースから選ぶようになっていて、全てのコースにはドリンクバーとスープが付きます。
A(税込1100円):ピッツァまたはパスタ+スープ+ドリンクバー
B(税込1320円):ピッツァまたはパスタ+スープ+ドリンクバー+お好きなデザート
C(税込1650円):本日のサラダまたは前菜盛り合わせ+Bコース
D(税込2200円):グラススプマンテ+Cコース



メニュー



メニュー

僕は平日の仕事中に行くことが多いので、毎回「C」を頼んで、前菜盛り合わせではなくサラダを選びます。ママ友などと集まってランチタイムにワインも楽しみたい人は、前菜盛り合わせをつまみながらワインを楽しむのも良いでしょう。ランチスープはミネストローネで、野菜の旨味がちゃんと感じられるスープです。サラダもたっぷりの新鮮なセルバチコ(ルッコラの野生種)のサラダは、シンプルなドレッシングが旨い!



ランチスープ(ミネストローネ)



ランチサラダ(ルッコラとパルミジャーノ)

アラカルトで頼める「大地の農家風サラダ1280円」は、たっぷりの根菜と野菜が入ったかなり美味しいサラダで野菜好きにはたまりませんでした。



大地の農家風サラダ1280円

「ラ・ロッサ」のオーナー丸山氏はいぶし銀の風格を持つ独学のピッツァ職人です。30年のキャリアを持つイタリア料理のシェフでもある丸山氏は、ナポリで食べたピッツァの生地の旨さに衝撃を受けて、ナポリで3ヶ月間毎日7食もピッツァを食べ歩いたそうです。どこかの店に修行に入ってしまうと、その店を越えることは出来ないと考え、時間はかかっても、自分が理想とするピッツァを追い求めて、自ら試行錯誤をしながら小麦粉の配合や発酵時間、発酵方法などを研究して、自分が本当に旨いと思える生地を作り上げていった経験値の高いナポリピッツァの研究者です。開業から9年経った今でも、常に旨いナポリピッツァを研究し、改良し続けているそうですから素晴しい探究心ですね。丸山さんは、いつまでも旨いナポリピッツァとサーフィンを追い続けているカッコいいオヤジです。



丸山シェフはサムライのような雰囲気



窯の前でピッツァを焼く姿もカッコイイ

さて、そんなラ・ロッサで食べるべきピッツァをいくつかご紹介しましょう。まずは全てのピッツァの基本となるマリナーラは最初に食べて欲しい1枚です。



ピッツァ・マリナーラ

トマトソースとオレガノ、ニンニクというシンプルなピッツァなのでこの店の生地の旨味をしっかりと感じることが出来ます。焼き上がったばかりのマリナーラは、しっかりと小麦の薫りも立ち、コルニチョーネ(額縁部分)と裏側の焼き色もしっかりしていて、見ただけで旨いと分るベテランピッツァイォーロの風格を感じられるナポリピッツァでした!一口食べれば、期待通りに生地の旨味と、小麦の薫りがふわーっと鼻に抜けてくるかなり旨いピッツァ。生地を噛むほどにトロッとした感じになる、僕の好きな口溶けの良い生地です。なかなかこの食感のピッツァには出会えませんが、本当に口の中で溶ける感じの素晴らしい食感を持つピッツァでした。人によっては塩気が強いと感じるかもしれませんが、僕はメリハリが利いたこの味わいが好き!ナポリっぽいし、何よりビールやワインのあてとしても最高な旨さがあります。
マルゲリータが食べたい人には、王道を行く「マルゲリータD.O.C.:1880円」がお薦めです。



ピッツァ・マルゲリータDOC

プチトマト(赤)と水牛のモッツァレラチーズ(白)に、バジル(緑)とに仕上げのパルミジャーノというイタリア国旗の3色になる最高級マルゲリータです。出来たときにカットをするかどうか確認してくれるのも丁寧で好感が持てます。ナポリではピッツァは1人で1枚食べるものなので、カットはしないで提供されます。自分が食べたい大きさにナイフでカットする方が、ソースが流れたりしないで、美味しく食べられるんですよね。日本ではデリバリーピザが最初からカットして提供されるから、カットして提供する店が多いのですが、確認してくれるということは本場の美味しい食べ方を知ってる店という証明にもなりますね。
そして、ここからが主役の登場です!この店に来たら、必ず食べるべきピッツァがあります。塩豚と青葱を使った「ピッツァ・ジャポネーゼ」です。



ピッツァ・ジャポネーゼ

豚バラ肉とモッツァレラチーズ、塩胡椒、オリーブオイルをトッピングしてから、450度にもなる高温の薪窯でしっかりと焼き上げて、最後にたっぷりの青葱をトッピングします。見た目のインパクトにかなり惹かれるものがあると思いましたが、店主のイメージは僕も大好きな博多の豚骨ラーメンだそうです(笑)。ラーメン好きの僕がルックスで惹かれてしまったのも仕方ありません。塩胡椒でシンプルに味を調えられた豚ばら肉の旨味に、ミルキーなモッツァレラチーズと爽やかな青葱の相性が実に旨い!!他の店では食べることの出来ないオリジナルですが、イタリアンとしても、しっかりと味がまとまっているのが凄いと思いました。
更に、オーナーの丸山シェフが元々料理人ですから、何人かで行くなら、パスタのカルボナーラも頼むと良いと思います。



スパゲティ・カルボナーラ

濃厚な卵を感じられる、実に美味しいカルボナーラですよ。
最後のランチデザートは3種類から選べます。また、ランチタイムのドリンクは、ドリンクバースタイルなので、食事の時にはアイスティーやウーロン茶、オレンジジュースなどにして、食後は珈琲や紅茶を選ぶのもOKです。デザートに選んだカタラーナ(イタリアのクレームブリュレ)も美味しく頂けました。



珈琲とカタラーナ

武蔵小山という町に溶け込んだ「ラ・ロッサ」は、何度も通いたいと思わせてくれる、町のイタリアンレストランです。

店名 ナポリピッツァ Pizzeria la Rossa(ピッツェリア ラ ロッサ)
電話 03-6303-3533
住所 東京都目黒区目黒本町5-33-25

東急目黒線・武蔵小山駅西口の出口を出て50mほど直進。大通りを右折、目黒通り方面へ。
目黒本町5丁目の信号を左斜め方向(平和通り商店街)へ入り、一つ目の信号手前の左側。
駅より徒歩8分です。
武蔵小山駅から635m
営業時間 【ランチ】11:00~15:00(L.O.14:30)
【ディナー】17:00~22:30(L.O.21:30)
定休日 毎週水曜日 ※祝日の振替え営業等はホームページをご覧ください。
URL http://pizzerialarossa.jimdo.com/

Jaffa(ジャファ)の紹介

これまでに4000枚を越えるナポリピッツァを食べ歩き、知識と経験だけではない交友関係の広さから、TV、ラジオ、雑誌、トークショー等でナポリピッツァの企画や解説、百貨店催事やグルメイベントのプロデュースをしたり、ピッツァ職人コンテストの審査員やメニュー開発など、ナポリピッツァに関わることを総合的に企画。日本の皆さんにナポリピッツァやピッツァ職人のことを知ってもらいたいと書き始めたブログ「旨い!ナポリピッツァ」は、イタリア料理ブログランキングで1位になり、ピッツァの本国ナポリから日本人では唯一「真のナポリピッツァ協会ナポリ本部」の公式ブロガーとしての認定されています。Instagramでもナポリピッツァの画像を中心に情報発信をしています。

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