東急沿線ナポリピッツァ巡り|SALUS ONLINE MARKET
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【第13回】世界一のピッツァ職人の店を楽しもう!

「中目黒で行列の出来る店」と言うだけで、「da ISA」のことだと思う人は多いと思います。



ダ・イーサの看板



土日のランチタイムは行列が出来ることも多い

東急東横線の中目黒駅から山手通りを池尻大橋方面に歩いて5分ほどの場所にあり、34席のカジュアルな店内は、どの席からもナポリのステファノ・フェッラーラ社に特注した大きな薪窯が見えるようになっています。



ナポリの大衆食堂のような店内



客席から大きな薪窯が見えます

オーナーの山本尚徳氏は、2007年、2008年と、ナポリで行われた世界ピッツァ選手権で2年連続優勝し、翌2009年も入賞して、大会史上初の3年連続入賞を果たした世界一のピッツァ職人です。日本全国に多くのピッツァ職人が居ますが、「徹子の部屋」に出演したのは山本さんだけです。また、多くのテレビ番組や雑誌で何度も紹介されただけでなく、冷凍ピッツァやピザ味のスナック菓子の監修までしているナポリピッツァ界のスーパースターです。昨年秋にNHKで放送された「世界はほしいモノにあふれてる」では、イタリアまで行って食材を探し、美味しそうなレモンのピッツァを作ったことでも話題になりました。「気になるけどまだ行ったことがない」と言う人の中には、「長い時間行列するイメージだから行かない」と言う方も多いので、今回のコラムでは初めての「ダ・イーサ」でもあまり並ばずに楽しむ方法と、食べるべきメニューも紹介したいと思います。

まず初めに、皆さんはこの「da ISA」という店名の由来からお話しましょう。ナポリでの修業時代に「HISANORI(尚徳)」という日本の名前が長くて発音しにくいイタリア人から「(H)ISA(イーサ)」と呼ばれていたことが由来になっています。お店の内装もオーナーの山本さんがこだわった、ナポリの大衆食堂をそのまま再現したような店内です。むき出しの蛍光灯や配管の見える天井、数多くのピッツァ選手権の優勝トロフィーやナポリピッツァの象徴でもあるプルチネッラ(道化師)の人形たちなどが壁の棚に無造作に置かれている様子、その店に訪れた有名人の写真などが飾られた店内で、気取らずにワイワイとピッツァを楽しむ空間はナポリの有名店そのままなので、ナポリを知る人ほど「ああ、これこれ!」と実感しています(笑)。



テレビで紹介したレモンのピッツァ



イタリアで獲得したトロフィーや写真が飾られてます

きちんとクロスのかかった高級感のあるフレンチやイタリアンで気取って食事するのも楽しいけれど、仲間同士でビールとピッツァをさくっと楽しみたいなら「ナポリの大衆食堂」をリアルに再現したこういう店で楽しみたいですね。da ISAでは生地作りは、昔ながらのナポリのやり方を忠実に守っています。ナポリピッツァの技術は日々進歩していて、発酵を促すための酵母を工夫したり、長時間発酵で旨みや食感を増すために冷蔵庫を使った方法など、旨いナポリピッツァを作るために職人達は色々な工夫をしています。特に最近はナポリでもデカ縁系と言われる「縁」がパンのように大きく膨らんだピッツァが増えてきて、日本でもそのスタイルのピッツァを作る店も出てきました。

しかし、山本さんは師匠から学んだ昔のナポリの伝統的製法に忠実に生地作りを行っているそうです。発酵を促す酵母などは極力少なめに、冷蔵庫なども使わずに、木箱を使ってなるべく自然の力で発酵させているそうです。焼き上がりも僕の好きなバリッとした焼き上がりがこの店の特徴なので、窯から出てすぐ熱々のうちに食べてくださいね。さて、いつもお客さんが並んでいるイメージの強いお店ですが、土日を避けて平日のランチタイムが始まる11時半ならあまり並ばないで入れます。また、ラーメン専門店のようにピッツァを食べたらすぐ出るスタイルの人が多いので、並んでいても回転は早いお店だと思います。ディナータイムは予約が出来るので、早めに電話で予約してから行けば並ぶことはありません。



窯の前でピッツァを焼く姿がカッコイイ



平日のランチタイムならあまり並びません

ピッツェリアはピッツァを楽しみに行く店ですが、僕はピッツァの前に野菜を採りたいので、前菜としてグリーンサラダをよくいただきます。複数で行くなら、タコのサラダやアンジョレッティ(揚げたピザ生地のサラダ)、ゼッポリーネなどのナポリっぽい前菜をお任せで出してもらい、それらをつまみながら、ビールやワインを飲んでからピッツァを楽しむのも良いでしょう。



その日の野菜で作ってくれるサラダ



ナポリっぽい前菜色々

山本さんが作るしっかりと小麦の旨味を感じることの出来る生地は、サイズが大きくても1枚ぺろりと食べられるように作られています。周りに流されず、流行を追わず、自分が信じる道を走り続ける、その道の後をまた追う後輩達のお手本となるように道を踏み固めていく山本尚徳さん、カッコいいですね。初めて訪れるならやはりマルゲリータとマリナーラは必ず食べた方が良いメニューです。特にマルゲリータは水牛のモッツァレラチーズとミニトマトも使ったD.O.C.なら更に満足感の高い世界一のマルゲリータになります。マリナーラはモッツァレラチーズが載らない、トマトソースとニンニク、オレガノ、バジルだけのシンプルなピッツァなので、旨味のある生地とトマトソースをしっかりと楽しむ「かけそば」のようなピッツァです。ジューシーなタイプが好きな人は、このマリナーラにミニトマトをトッピングする「マリナーラ・アル・フィレット」が良いと思います。



マルゲリータD.O.C.(ドック)



マリナーラ

ダ・イーサに来たら、ナポリと同じように食後にはエスプレッソやレモンチェッロ、グラッパなどの食後酒を楽しむのも素敵な時間です。この店では、中目黒にある高級イタリアンではなくて、ナポリの下町にある大衆食堂の世界を楽しめるお店だと思って行きましょう。



食後のエスプレッソ



1度に10枚焼く職人技は見応えあります

店名 ピッツエリア エ トラットリア ダ イーサ (Pizzeria e trattoria da ISA)
電話 03-5768-3739
住所 東京都目黒区青葉台1-28-9

東急東横線、東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩6分
中目黒駅から467m
営業時間 ランチタイム:11:30~14:00 ディナータイム:17:30~21:45(L.O) 22:45 Close
定休日 月曜、不定休(facebookに掲載)
URL http://www.da-isa.jp/

Jaffa(ジャファ)の紹介

これまでに3500枚を越えるナポリピッツァを食べ歩き、知識と経験だけではない交友関係の広さから、TV、ラジオ、雑誌、トークショー等でナポリピッツァの企画や解説、百貨店催事やグルメイベントのプロデュースをしたり、ピッツァ職人コンテストの審査員やメニュー開発など、ナポリピッツァに関わることを総合的に企画。日本の皆さんにナポリピッツァやピッツァ職人のことを知ってもらいたいと書き始めたブログ「旨い!ナポリピッツァ」は、イタリア料理ブログランキングで1位になり、ピッツァの本国ナポリから日本人では唯一「真のナポリピッツァ協会ナポリ本部」の公式ブロガーとしての認定されています。Instagramでもナポリピッツァの画像を中心に情報発信をしています。

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